総蛋白が高いまたは低い原因

体内のタンパク質は食べ物から吸収され、肝臓に運ばれて、結成タンパクや組織タンパク、酵素タンパクなどが合成されます。

一方、不要なタンパク質は、尿などで排泄されたり、肝臓やその他の組織で分解処理されます。

血液検査による総蛋白の量に異変がある場合(高いまたは低い)、

1 栄養不足(タンパク質)や栄養の吸収が不十分

2 肝臓がタンパク質を合成または分解できていない(例:肝硬変)

3 腎臓が悪くてタンパク質が尿に流れ出ている(例:ネフローゼ症候群)

 

以上のよう原因・病気を考えます。

体内のタンパク質がバランス崩れて、むくみや腹水、胸水といった病気、疾患が出て来た場合、すぐに肝臓や腎臓の機能などの精密検査を行います。

 

基本は

総蛋白が低ければ、食事でタンパク質を補う。

総蛋白が高ければ、食事でタンパク質を控える。

 

ことを考えますが、すでに病気(慢性の腎炎でお医者さんからカリウムを制限されている)の場合などは、タンパク質だけでなく、他の成分も気にする必要があります。

総蛋白が高い時、低い時の病気

総蛋白が低い時は肝硬変、慢性肝炎、急性肝炎、ネフローゼ症候群、急性腎炎などの病気の可能性が疑われます。

総蛋白が高い時は腎臓や肝臓の異常も疑いつつ、脱水症や多発性骨髄腫(がん)などの病気の可能性を疑います。

 

病気から逆算して考えると、肝臓や腎臓にダメージを与えないこと。脱水症予防やがん対策が大事になってきますよね。その改善策の例を紹介していきます。

総蛋白が低い時の改善策

肝臓をいたわること、栄養不足(タンパク質)を改善することを考えます。

1 アルコールの取りすぎを避ける

アルコールを控えるのは王道ですね。お酒の飲み過ぎが肝臓にダメージを与えて病気につながる例はよく見られます。まず、アルコールを控えることで病状が和らぐこともよくあります。

2 みそでタンパク質の補給とお酒の害を除く

 

みその原料となる大豆には、良質のタンパク質が含まれます。さらに、発酵作用でタンパク質がアミノ酸に変わるため、消化しやすくもなっています。そのため、非常に栄養効率が高いことが特徴です。

 

アミノ酸は肝臓の解毒作用を助けるので、アルコールで肝臓を痛めている時には、味噌汁は強力な健康食です。さらに、タバコに含まれるニコチンの害を防ぐ効果もあります。お酒やタバコをたしなむ人は、毎日みそ汁を飲んで頂きたいほどです。

 

また、大豆成分に含まれる「トリプシン・インヒビター」という物質に抗がん作用があるのではないかとの注目も受けています。毎日みそ汁を飲む人は、全然飲まない人に比べて、胃がん発生率が50%であるとの報告もあります。

 

ただし、塩分が多いので、むくみのある人や高血圧症を持っている場合は注意が必要です。塩分が少ないみそは色が淡いので、みその見た目で塩分量を見分けることもできます。

3 さといもの効果

タンパク質の補給には「さといも」も効果的です。さといも入りの豚汁など、美味しいですよね。私は好きです^^

 

さといもの「ぬめり」のもとである「ムチン」は体内でグルクロン酸を生じ、肝臓や腎臓を丈夫にする働きもがあり、老化防止にも効果的です。そのため、食べる時にはぬめりを取りすぎない方が有効成分を失わずに、肝臓や腎臓を健康にできます。

総蛋白が高い時の改善策

総蛋白が高い場合、栄養バランス以外にも水分がよく取れているか?他の何かしらの病気(例:がん)が影響を与えていないか?と考えます。

1 水分補給、栄養バランス

脱水症状による総蛋白が高い場合は、水分をよく取ります。

また、タンパク質の過剰な摂取がある場合は、まずその量を減らします。

夏になれば、スイカは良い水分補給にもなります。(ただし、利尿作用があるので、取り入れた水分と出す水分のバランスが崩れないように注意してください。)

 

スイカの高い利尿作用は腎臓病に効果的です。さらに、心臓病や妊娠、高血圧症などによる「むくみ」を取ることにも効果的です。

2 お茶はがん死を減らす

お茶の名産地、静岡県は全国的に見てもがん死亡率の低い場所です。

お茶とがんの関係についての研究も盛んです。特にがん死亡率の低い地域の人は、お茶の葉を何回も変え、しかも濃いめの緑茶を飲むようです。

 

がん死が少ない理由が緑茶成分の「タンニン」であると言われています。タンニンはがんの発生を抑えたり、腫瘍の増加を抑える効果があるようです。

さらに、緑茶に含まれる「ビタミンC」が体の抵抗力を高めて、がんの増殖を抑制すると考えられています。