ニキビの治療の考え方(医薬品・漢方治療)

ニキビの治療は、ニキビを引き起こしている毛穴(毛包)の常在菌「ニキビ桿菌」の成長を止める【テトラサイクリン系抗生剤】を服用することが一般的です。

 

しかし、治療に長期間にわたるので【テトラサイクリン系抗生剤】の効果が薄れたり、副作用(めまい、意識障害、光線過敏症など)を生じることがあります。

 

また、とくに大きめの発疹(丘疹)、膿腫が多発する重症型や生理の前に悪化する下あごによく出るニキビは医薬品による治療(西洋医学的治療)はうまくいかないことがあります。

 

ニキビは心身のストレスや疲労、便秘、過食、性ホルモンのバランスの乱れなどでよく悪化します。体の内側と深く関わっているニキビは、皮膚疾患の中でも漢方が特に効果があります。

 

そんな時に有効なのが漢方です。

漢方生薬のなかには、ニキビ桿菌に対して強力な発育阻止があるもの、ニキビの原因となる脂腺での脂質合成抑制効果があるものも知られています。

さらに、血の流れを良くする漢方を取り入れることが効果が倍増することが期待できます。

ニキビ治療に成功した20代女性の特徴

20才の女子学生で身長は150cm代、体重は40kg後半ほど。
体力・体格ともに一般平均ほどで、血色も良いが便秘の傾向がある。
また、手足の冷えや肩こり、生理痛などの血の流れが悪い(瘀血症状)が見られる。

治療前の最初は額、両ほほ、下あごに赤みの強い粘性がかなり強い膿(膿疱)が混じったニキビが多く見られる。

漢方と医薬品による治療の試み(漢方と医薬品)

初めはニキビ治療によく使われるテトラサイクリン系抗生剤「ミノサイクリン」を使用。
さらに、肌の再生を促すため、ビタミンB2、ビタミンB6製剤の服用
しかし、症状は良くなったり悪くなったり。

 

この結果をもとに、体力があって若い人に有効な【清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)】に切り替え。
ニキビが少し良くなり、便秘も解消されました。

しかし、良いことばかりではありませんでした。
ネックになったのが【清上防風湯】の「味」です。
苦いため、続けるのが難しい人もいます。

 

それから2年経ってまたニキビの悪化したため、ニキビ用の抗生剤「ミノサイクリン」により治療。
副作用を考えて、最初よりも服用量を半分にして試すが効果は薄い様子。

 

この20代女性は、手足の冷えや肩こり、生理痛などの血の流れが良くない症状(瘀血)と、ニキビが生理前に悪化することから、血の流れを良くする【桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)】を使用。

 

【桂枝茯苓丸】を投与してからすぐに便秘や手足の冷えや肩こり、生理痛が改善。さらにニキビの症状も軽くなっていき、6ヶ月で「ミノサイクリン」は必要なくなりました。

この例は、血の流れが悪かったことによるニキビ、体の不具合が出ていたと考えられます。そのため、【桂枝茯苓丸】が効果的だったのでしょう。

 

また、血の流れを良くするといえば、スポーツやヨガ、歩く・走るなども効果的です。漢方を使いながら、日常生活に運動を加えるとより血の流れが良くなり肌の再生も期待できます。

 

さらに、普段からビタミンを取っている人は、肌の再生も進みやすくなります。人気が上昇している「母なるスムージー」ビタミンを豊富に配合していて、肌を綺麗にするために必要な栄養を1回で簡単に吸収できます。

味の好き嫌いは個人差が別れるでしょうが、毎朝飲んでいる筆者からすると、非常に助かっています。