痔に悩む女性の症状

・30代前半の女性

・身長150cm半ば

・体重40kg後半

・中肉中背

・妊娠歴は無し

・アトピー性皮膚炎もち

・月経前緊張症の傾向もあり

・皮膚が乾燥していて粗い

・時計の3時の位置に小豆ほどの大きさ、暗赤紫色のはれもの(腫瘤)あり。

・脱肛はなし

・4日間排便できず、不快感に苦しむ

30代女性のいぼ痔と激痛が漢方で治るまでの流れ

痔になって座薬や軟膏を使って痔の症状を防いでいたが、症状が再発してしまった。

排便の際にはウォシュレットで局部を洗って、湯たんぽをまたに挟んで寝ていたが、改善が見られなかった。

痔の激痛によって夜も眠れないほど。。。

 

漢方で痔が治ることを初めて知り、痔の治療に漢方の第一に選ばれる【乙字湯(おつじとう)】を処方した。

(【乙字湯】は便秘を伴う、いぼ痔、切れ痔、脱肛などに広く使われます。幹部の晴れや炎症、痒みを鎮め、脱肛を引き上げる効果があります。)

 

さらに、塗り薬(外用薬)として【紫雲膏(しうんこう)】を使った。

(【紫雲膏】は抗菌作用があり、肛門部にぬると痛みが軽くなり、脱出部が無くなることがあります。)

 

先にのべた30代女性は【乙字湯】と【紫雲膏】を使って3日で改善しました。

今回の例では、あっという間にはれもの(腫瘤)と痛みが消えたので、使用しませんでしたが【麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)】は晴れて痛みが強い時に効果的です。

(【麻杏甘石湯】は咳や喘息、のどの痛みが現れた時などにも使われる、炎症を抑える漢方です。)

その他の痔に対する漢方処方の例

・足が冷えてのぼせる

・額やあごに吹き出物が出る

・月経痛や月経不順がある

といった血の流れが滞っている状態(瘀血)には【桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)】や【大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)】を併用・組み合わせることで、より効果的です。

肛門部の一部または全部が外へ出る(脱肛)症状がある時には、【補中益気湯(ほちゅうえっきとう)】が効果的です。

化膿性炎症を伴う場合には、【排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)】、【十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)】が良く効く例もあります。