1999年から日本でもバイアグラ(クエン酸シルデナフィル)が使えるようになり、ED(勃起不全またはインポテンツ)の治療が飛躍的に向上しました。

 

バイアグラは非常に効果の高いお薬で、服用して挿入可能の段階までいける人が80%という例もあります。

一方、バイアグラが無効な人もいて、心臓疾患によって投与できない人もいます。

こういった状態の際、漢方薬が特に有効であることもあります。

60代の男性のED・インポテンツが治るきっかけとなった漢方薬【八味地黄丸】

60代の男性は心筋梗塞を患って以来、性欲を感じるけれども勃起が全く起こらないED(インポテンツ)の状態に入りました。

この状態に入るともちろん、挿入も射精もできません。

 

ED(インポテンツ)となった原因は、

「性交中にもしも心筋梗塞の発作を起こしたら。。。」

という精神的な影響がものすごく強かったようです。

 

ED(インポテンツ)は心理的・精神的ダメージによって生じる例がよくあります。

この場合、心筋梗塞の薬を常用していると、バイアグラは使えません。

 

そんな時に使用されるのが【八味地黄丸(はちみじおうがん)】です。

【八味地黄丸)】7.5グラムを1日3回に分けての飲むことで、1ヶ月後には性欲を感じると陰茎がやや硬くなり、ED(インポテンツ)が改善され、朝立ちもするようになりました。

4ヶ月後には挿入、射精に成功しています。

 

ED(インポテンツ)は大きく分けて2つの原因が考えられます。

1 神経や血管などに異常がある器官によるED(インポテンツ)

2 精神性・心因性によるED(インポテンツ)

 

漢方薬は特に後者の心因性のED(インポテンツ)に比較的よく効きます。

また、この60代の男性は体が弱っている状態(虚証)だったので、【八味地黄丸】が効果的だった

のでしょう。

 

体に元気がある(実証)人には異なる漢方薬を使います。

それが次です。

 

50代の男性のED・インポテンツが治るきっかけとなった漢方薬【柴胡加竜骨牡蛎湯】

10年以上、勃起できないED (インポテンツ)になっていた50代男性。

バイアグラによる処方も効果が出ず、お酒やアルコールに依存気味。

ED(インポテンツ)により自信を失っている状態。

 

こちらは60代男性の時に用いた漢方は【八味地黄丸】ではなく、

【柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかつりゅうこつぼれいとう)】

体に元気がある(実証)人向けの漢方薬です。

 

漢方は使用する人の体の状態に合ったものを選びます。

例えば、体が弱い人(虚証)がどんどん体のエネルギーを使う漢方薬を使ったら、どうなるでしょうか。

体に異常をきたし、悪ければ何かしらの持病を悪化させることもあります。

 

そのため、自分に合った漢方を選ぶこと。

漢方を使っている時には自分の体をよく観察しておくことが大事です。

 

【柴胡加竜骨牡蛎湯】を服用し続けた50代男性は、3ヶ月後には性欲を感じると硬くなるようになってきました。

勃起力は弱いものの、朝立ちをする

 

硬くなる頻度も増えて、ED(インポテンツ)の改善に光が差しています。

こうなるとやはり漢方薬を飲み続けようと良い習慣に入ります。

 

また、バイアグラのような医薬品は服用後、頭痛やほてり、胃腸障害、目のちらつきなどを感じることもあります。
漢方薬を使用していれば、このような副作用が見られることはほぼなく(体が極度に弱っている人は覗く)安心して使用できるのも特徴的です。

 

20代の男性のED・インポテンツが治るきっかけとなった漢方薬【桂枝茯苓丸】

まだ年齢の若い20代の男性でもED(インポテンツ・勃起不全)になっている人もいます。

 

ED (インポテンツ)の原因は

・精神的なもの(例:浮気、自信喪失)

・タバコの吸いすぎによる末梢での血流障害

・糖尿病や脳梗塞の後遺症で末梢神経の障害

などいろんなことが考えられます。

また、若いとバイアグラのような医薬品を飲むことに抵抗がある人も少なからずいます。

この20代男性はお腹を抑えると「痛い」と感じる場所がありました。

つまり、骨盤内の血の巡りが悪いと考えられる状態です。

 

さらに、筋肉質で体格がしっかりしていたため(実証)、【桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)】という漢方を使用しています。

【桂枝茯苓丸】は血の巡りをよくする働きがあり、元気な人(実証)に向いている漢方薬です。

 

20代男性は若いためか、飲み始めて1週間で朝立ちするようになり、性行為の途中でも十分な硬度を保てるようになりました。
さらに8週間継続することで、【桂枝茯苓丸】無しでも大丈夫な状態となっています。

 

30代の男性のED・インポテンツの例

20代男性の例はかなり順調な例です。

一方でそううまくいかない例ももちろんあります。

 

30代の男性は漢方薬【桂枝茯苓丸】を飲んで、2週間ほどは症状の改善がありましたが、その後、満足いくほどの効果を得られませんでした。

その後、結局バイアグラに切り替えています。

 

ED(インポテンツ)を治す上で、漢方薬が万能というわけではなく、

・バイアグラを飲むほどではない(割と軽い症状)

・副作用の影響でバイアグラを服用できない

という人に向いています。